マリンC705 EAST【シリンダ油】 50
硫黄分<0.1%~3.5%の幅広い燃料を使用する大型低速クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダ専用油(70BN SAE50)。灰分軟質化技術(EAST:ENEOS Ash Softening Technology)を採用。
舶用シリンダ油は,舶用エンジンの排出ガス規制強化に伴い、幅広い硫黄分の燃料油(S<0.1%~3.5%)への適合が求められています。マリンC705 EASTは、オイル燃焼後に生じる灰分を軟質化することで、余剰灰分によるピストンへのデポジット堆積を抑制します。マリンC705 EASTは、エンジン清浄性に優れ、高硫黄燃料や低硫黄燃料にも使用できる高塩基価シリンダ油です。
特長・用途など |
【特長】 1. EASTを採用したシリンダ油
シリンダ油は、燃料中の硫黄分に適応した塩基価の選定が重要です。このバランスが崩れると、酸中和で使用されなかった余剰アルカリ成分が燃え残り、灰分としてエンジン内に堆積します。
ピストンヘッドやピストンランドに堆積した灰分が摺動部に噛み込むと、異常摩耗が発生します。灰分を軟質化することで堆積物を壊れやすくし、排気とともに堆積物を除去する方法が、灰分軟質化技術(EAST: ENEOS Ash SofteningTechnology)です。
2. 70BNシリンダ油の灰分堆積を解消エンジンメーカーは、40BNシリンダ油を使用時に清浄性に問題がある場合、70BNシリンダ油への切り替えを推奨しています。通常の70BNシリンダ油を使用した場合、余剰アルカリ成分による灰分堆積が懸念されますが、マリンC705 EASTを使用することで、この問題を解消します。
3. 低硫黄・高硫黄燃料の両方を使用する船舶に最適なシリンダ油航行する海域により燃料を切り替える場合、複数のシリンダ油を使い分ける必要がありますが、マリンC705 EASTを使用することで油種統合が可能になります。マリンC705 EASTは、特にシリンダ油のタンクが一つしかない船舶に最適なシリンダ油です。
【用途】 クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダ油
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荷姿 |
200Lドラム |
種類または規格 |
【粘度】 50
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自動車用潤滑油(エンジンオイル)
製品ラインナップ